わたしが知ったきっかけ
わたしが、NakamuraEmiを知ったきっかけは、
ラジオで流れてきた「YAMABIKO」。
はじめて聴いた時の衝撃は今でも覚えています。
とにかく熱量が半端なくて、魂を感じる歌。
そして、歌詞の内容が耳に入ってくる。
これはすっと入ってくるのではなく、心まで到達するくらい凄まじい勢いで。
まるで刺さるかのように。
たった今から始めればいい あの頂上の旗をにぎるため
NakamuraEmi「YAMABIKO」
作詞:NakamuraEmi
何を始めるのも遅くはない。
そう伝えた後に、2バース目からは、
まるでやまびこのように、色々な道を歩く人に呼び掛けるような歌詞が続きます。
「これを聴いている人は、みんな声を返してくれ」と、言わんばかりに。
曲全体を通すと、
自分を信じろ。とにかく信じろ。といった強いメッセージが含まれているように感じ、
とても勇気をもらう一曲でした。
ラジオで知ったので、YOUTUBEで聴きに行き、
とても印象に残ったのでアルバムを聴き始めたという流れになります。
続きまして、簡単なプロフィール情報を見ていきます。
NakamuraEmiのプロフィール
神奈川県厚木市出身のシンガーソングライター
1982年生まれなので、現37歳になります。
2007年 J-POPの緩やかで切ないメロディーを唄う「中村絵美」としてアーティスト活動を開始。
(中略)
2011年 HIPHOP、Reggae、JAZZなどに影響を受けるようになり、「NakamuraEmi」として新たな活動を開始。
(中略)
2016年 1月20日メジャーデビューアルバム『NIPPINNO ONNAWO UTAU BEST』をリリース。 収録楽曲の「YAMABIKO」が全国のCSやFM/AMラジオ52局でパワープレイを獲得し、高い注目を浴びている。
以上が、簡単なプロフィール情報となります。
続きまして、
NakamuraEmiのおすすめの曲とアルバムを、それぞれご紹介していきます。
おすすめの曲
メジャーデビュー
「YAMABIKO」と同じ熱量を感じる一曲「メジャーデビュー」。
八方美人というブスから抜け出し いつか本当に美しい人に
NakamuraEmi「メジャーデビュー」
作詞:NakamuraEmi
”この本当に美しい人に”というところの歌い方が、心にグサッと刺さるような感覚を受けます。
この曲を聴いていると、バース部分とサビに隔たりがないように感じるんですよね。
サビには”ヒップホップが好きです”という歌詞がある通り、ラップを披露するようにバース部分を歌い、ひと呼吸置くためにサビがある。そのような印象を受けました。
周りに何を言われようとも、いくつになっても、たとえ時間がかかっても関係ない。
いつでもまた挑戦してやる。
という思いを感じ、勇気をとてももらえる一曲です。
かかってこいよ
トラックに乗せながら音の隙間に入り込むように、歌うバース部分がとても印象的な一曲「かかってこいよ」。
インターネットが発達した現代社会を描いた、1バース目の歌詞がとてもグッときたところですね。
殺気に満ちた勝手な言葉 会ったことなくても投げられる時代
「お前のかーちゃんデーベソ」 くらい無責任な言葉だらけ
目を合わせて争う厄介な痛み 相手を傷つけた嫌な余韻
そんなのも知らず戦争も知らず 電波に乗っけて傷つけるだけ
NakamuraEmi「かかってこいよ」
作詞:NakamuraEmi
ネットでは、たとえ本当にそう思っていないことを書いたとしても、誰かを傷つけている可能性がある。
でも、相手を傷つけてしまったことを知ることはない。
本来面と向かった関わりなら事後の相手の痛みを知ることがあるのに。
本来人を目の前にしたら、相手を傷つけないような行動をしていくはずなのに。
現代は、”殺気に満ちた勝手な言葉 会ったことなくても投げられる時代”となってしまったんだ。と。
この曲では、
この時代をもしかしたら変えられるかもしれないけれど、今それを受け止めきれないのは自分の弱さだと言っているように思います。
だからもっと強くなれ。”かかってこいよ”と言えるくらいに。
そのような思いを感じた一曲ですね。
おすすめのアルバム
NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST
メジャーデビュー後、
1枚目のフルアルバム『NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST』。
発売は2016年で、10曲入り。
「YAMABIKO」収録。
BESTとなっているのは、
これまで自主制作でリリースしていた3枚のEPの曲を収録した盤となっているためですね。
わたしがNakamuraEmiを知り、最初に聴いたアルバムがこちらでした。
「YAMABIKO」で受けた衝撃というのはとてつもないものでしたので、アルバムに収録された曲を聴いた時にすぐに比べてしまうのではないかと、自分の中でややアルバムに挑む怖さがありました。
しかし、そんな怯えもすぐに吹き飛びました。
このアルバムでは、全体を通してとにかく印象に残る曲が多かったからですね。
特に印象的なのが、2曲目の「スケボーマン」という曲。
ものすごく哀愁漂うトラックの上に、NakamuraEmiの鋭くも柔らかい歌声が乗っかります。
この歌声とトラックが絶妙に合わさるところが魅力的で、何度もリピートして聴きたくなる一曲です。
アルバム前半は魂の歌を感じつつ、後半はややしっとりした曲が多い流れ。
今までの曲をただ集めただけのBESTではない。新たな組み合わせから生まれた味がここに存在しています。
この魅力が詰まったひとつの形は、BESTと呼ぶにふさわしいアルバム。
このアルバムを聞けばNakamuraEmiというシンガーを知ることができると、わたしは思います。
NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.5
メジャーデビュー後、
3枚目のフルアルバム『NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.5』。
発売は2018年で、8曲入り。
「かかってこいよ」収録。
このアルバムのイメージは、国道沿いのヘッドライトの灯りが行きかうところや、夜の波の音だけ聴こえる海、月を見上げる橋の上などで、歌うような印象を受けます。
つまり、アルバム全体を通して”夜”の雰囲気を感じつつも、しっとりしてる中にNakamuraEmiの魂の叫びをほんのりと感じる。
特にこのアルバムで印象に残ったのが、6曲目「星なんて言わず」。
こちらの曲では、「YAMABIKO」とは違った衝撃を受けたんですよね。どちらかというと呆然と立ち尽くすような感覚。
静かな星空の下を彷彿とさせるトラックの上で、どこまでも伸びていくような歌が披露されています。
失うものがあったとしてもわたしは強く生きる。
まだまだわたしにはやることがあるから。
そんな力強いメッセージが込められている一曲で、
NakamuraEmiの表現力・パワー・心の強さ・信念など、色々な強さを感じました。
そして、このアルバムでは、歌のフローの幅が多彩さを増しているような気がします。
ラップをしているわけではないのですが、強調するところや、リズムの取り方というのが、今まで以上にHIPHOPを感じる。
語るように歌う曲も収録されているので、以前より広がったフローを味わえるというのがこのアルバムの魅力の一つであるかなと思います。
おわりに
下記リンクは、2ndアルバムリリース時のインタビューとなっていますが、
NakamuraEmiの原点を知ることが出来るので、おすすめの外部記事となっています。
以上で、NakamuraEmiのご紹介を終えたいと思います。
それでは(^^)/