まだ見ぬ音の波に

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シンプルさの中にあるこだわり。落ち着くギタートラック。シンガーQuinn XCIIのおすすめ

 

 

ギターの音の気持ち良さ

 

一歩一歩踏みしめながら歩く姿を感じる。

Quinn XCII「Tough ft. Noah Kahan」。

 

タイトルにあるワードは、"Tough"。

英語の歌詞の意味が分からなくとも、"Tough"という言葉が耳に入ってくると、とても元気をもらえるんですよね。

サビの雰囲気からは、前へ前へ進むような印象を受けるので、"負けないぞ"、"何度でも立ち上がるぞ"っていう思いを感じます。

そして、その雰囲気を共に作り出すトラックもかなり印象的なところが多め。

ギターのフィンガーノイズをあえて意識して鳴らしているところだったり、サビの時に突如加わるベースの音。そして、2回目のサビが終わった後で、高音で鳴るギターの音。

フィンガーノイズは聴いてて心地いいですし、ベースの音はあまりの気持ち良さに、一回聞いただけで思わず食らってしまいました。

 

 

シンガーソングライター"Quinn XCII"

 

アメリカのシンガーソングライターQuinn XCII。

読み方は、”クイン・ナインティ・ツー”。

1992年生まれなので、もしかすると名前の由来はそこから来ているのかもしれません。

 

わたしがQuinn XCIIを知ったのは、アメリカのシンガーソングライターMAXのfeatで参加した一曲「Love Me Less feat. Quinn XCII」でした。

MAX - Love Me Less (feat. Quinn XCII) (Official Video) - YouTube

 

イントロのループ音からかなり印象的で、一度聴いたら非常に耳に残る一曲。

水色や黄色のポップな色が使われているPVはとても鮮やかで、ストーリー仕立てで進んで行く映像は見ててものすごく楽しめます。

こちらの曲では、どちらかというとMAXの印象が強かったのですが、Quinn XCIIはソロの音源ではどういったスタイルなのかと気になり、YOUTUBEへ。

 

そこで聴いた曲が、MAXと共作していた曲とはかなり違った雰囲気で、心地の良いトラックが印象的な一曲。

Quinn XCII - Stacy (Official Audio) - YouTube

もっとこの音を聞いてみたいと思い、19年2月にリリースされたアルバム『From Michigan With Love』を聴くこととなりました。

 

 

アルバム『From Michigan With Love』

 

このアルバムで一番魅力的なところは、

とにかく心地のいいギタートラック。

 

使われているギターの音とベースの音は、ロックのような鳴らし方ではなく、どちらかというとhiphopでサンプルされるような音の印象を受けます。

音一つ一つがしっかりと耳に入り込んでくる感じになるので、聴いていてとにかく心地いいんですよね。

そのギターの音から作られるトラックは、とてもシンプル。

このシンプルというのは、ただ音数が少ないというわけではなく、洗練されている印象を受けます。

無駄な音は鳴らさず、バランスを考えて細かく味を加えていくような感じ。

なので、アルバム全体のトラックからはシンプルな印象を受けつつも、細部に散りばめられたこだわりというのをとても感じます。

 

アルバム全体の雰囲気は、CHILL+SUNSETな感じ。

夜という世界はこのアルバムに収録されておらず、日が登ってから落ちる間際までの雰囲気を感じる内容となっています。

何回もこのアルバムを聴いていると、Quinn XCIIらしさというのが徐々に見えてくるんですよね。

ひとつひとつのトラックに、細部までこだわった違う色と違う魅力がそれぞれにつまっている。

とにかく聴いていると落ち着きますし、音をしっかり聴き込みながら楽しむこともできるアルバムとなっているように思います。

 

 

それでは、アルバム『From Michigan With Love』から、

おすすめの曲を5曲ご紹介して行きたいと思います。

 

おすすめの曲

Autopilot

 

とても心地の良いドラムの音と、共に進行していくベースの音との交わり方が絶妙な一曲。

曲の始まりに一回鳴る"声のようなループ音"が、HOOK部分になるとまた鳴りだすのですが、このかすかになっている感じが個人的に好みなところ。

流れていくようなトラックの上で、リズムにハマるように歌われるサビの部分は、聴いていてとても気持ちが良いですね。

 

 

Abel & Cain

 

イントロから鳴りだすループ音がとても印象的。

曲が進行していくごとに徐々に景色が広がっていくような感覚を受けるんですよね。

バース部分で広がった景色が、サビではさらに広がっていき、2バース目からは、ドラムの音が加わるので、どんどん前へ前へ進んで行く姿を感じる。

Quinn XCIIの伸びのある歌声と、リズムを取りたくなるドラムの音が魅力的な一曲ですね。

 

 

Matches

 

バスとスネアのかなりシンプルなドラムの打ち込みと、HOOKの奥の方でほんのり奏でられるギターの音がとても心地いい一曲。

曲の雰囲気からは、肌寒くなってきた秋から、雪が降る冬の景色を感じます。

ハモるように歌われるサビの部分は、トラックの雰囲気と相まってとても落ち着く気分になります。

 

 

When I Die

 

イントロの歌い出しからは、ちょっと寂しさを感じた一曲。ほかのアルバムの曲は穏やかな印象を受けるので、意外なはじまり方だなあと思いました。

バース部分においても、ちょっと寂しさを感じるので、全体的に少し寂しい印象を受けつつも、

サビのサウンドはちょっと陽気でポップな感じで、なおかつ緩めに歌われていきます。

なので、この曲を聴いていて思うのが「そんなに重く考えないで行こうよ」といったポジティブに歩こうとする姿を感じます。

 

 

Sad Still

 

はじめのサビの部分は、歩いているような姿が想像されるんですよね。人がたくさんいる広場と、みんなで踊る陽気な一日といった印象も受けます。

そこから、バース部分はトラックと共にペースアップするので、走り出すような姿へと変わっていく。

それは、日常の戯言を振り払って進むような感じ。

この曲を聴いていると、歩いたり走ったりする人生というのを感じるんですよね。

サビでは、まあ色々あるけれど、また明日も頑張ろうよ、といったように言われてる気がしてきます。

"時間はないかもしれないけれど、たまには休むのもいい。"

そんな気持ちにさせてくれる一曲ですね。

 

 

おわりに

 

以上で、Quinn XCIIのおすすめを終えたいと思います。

 

それでは(^^)/