軽やかに乗せられたラップが魅力的な一曲。
Zhavia「Deep Down」。
イントロの始まり方は、どこか90年代っぽさというのを感じたんですよね。
その後に続くトラックはとても軽快に進んで行くので、気持ちが高ぶる感情と、喜びを感じながら歩く姿を彷彿とさせます。
この軽快なトラックに乗せられたZhaviaのラップは、ビートにばっちりハマっていて、とても心地が良い。
”I don't even know how I feel lately”、”I don't even know what's real lately”と繰り返すところが印象的で、聴いていると次第にノリノリになってきます。
日中の天気の良い日に、街を散策しながら聴きたい一曲ですね。
シンガーZhavia Ward
アメリカのシンガーソングライターZhavia Ward。
個人的に感じるZhaviaの魅力。
それは、ラップと歌の共存かなあと。
なぜ共存という表現なのかといいますと、ラップが出来て、歌も歌えるという”両刀”というイメージではないんですよね。
ここからがラップで、ここからが歌で、またここからがラップで。
といった印象ではなくて、
トラックに合わせて歌ったのが、たまたまラップのようになったり、歌のようになったりしているのではないかなと思います。
もし日本のアーティストで例えるのならば、ラッパーでありシンガーの”ちゃんみな”でしょうか。
歌とラップの境界線が見当たらない。そんな印象を受けます。
歌とラップだと、どちらのイメージが強いか
ラップと歌。
どちらも魅力的なZhaviaですが、わたしはZhaviaを「17」という曲で知ったので、ラッパーのイメージがかなり強いんですよね。
それは歌のフローとリズムももちろんそうなのですが、使われているトラックが、R&Bを感じるというよりかは、どちらかというとHIPHOP色のほうが強いので、トラックの面から見ても、そのように感じました。
なので、個人的には、ラッパーという名称が先に来て、そのあとに”兼シンガー”という名がつくようなイメージですね。
歌とラップをより彩るのは、”歌声”
ラップと歌をより魅力的にさせていると思うのが、
一度聴いたら忘れないハスキーな歌声と、印象的な声の出し方であると感じます。
それらが合わさることによって、バース部分のラップからは、よりかっこよさを感じ、
HOOKにおいては、濃い渋味や独特の響きというのが生まれているように思います。
Zhaviaの曲を聴いていると、とても爽快さを感じますし、体を動かしたくなるんですよね。
イメージとしては、手を羽ばたくように広げたくなるような気持ち良さ。
そのあたりが、Zhaviaの良さだなあと思います。
それでは、今回はZhaviaのおすすめの曲を、3曲ご紹介して行きたいと思います。
Zhaviaのおすすめの曲
17
イントロの管楽器の鳴りからとにかく引き込まれる一曲。
重めのビートに乗せられたZhaviaのラップは、トラックとの相性の良さと乗せ方が絶妙過ぎて、初めて聴いたときはかなりの衝撃が走りました。
バース部分を聴いている時からハスキーな歌声に魅せられていたのですが、その歌声がより魅力的に感じると思うのは、HOOKの部分。
独特な歌声の伸びと、やや寂しさを感じる歌い方に、とても心が揺さぶられました。
トラックは比較的シンプルでありつつも、全体の雰囲気はかなり濃厚。
とにかく渋くてかっこよくて爽快な一曲だなあと感じます。
100 Ways
薄暗いトンネルや洞窟を感じさせるDARKな雰囲気がある一曲。
出だしのZhaviaのラップは重めな感じですが、徐々に走り出すようなフローへと変化していき、バース部分の末では飛び立つ直前の姿を感じます。
サビに移行したら聴こえてくるのは、100(Hundred)のスラングであるHunnidという単語。
”ハネハネ”と繰り返されるのでとても聴き心地が良く、それに合わせて飛び跳ねたくなります。
Zhaviaのバース部分からは、ラップのスキルが垣間見えるので、曲の雰囲気と共にラップの面白さも味わえる一曲ですね。
Candlelight
今までの曲は、HIPHOPなトラックの上で、ラップのフローで歌われておりましたが、こちらの曲においてはZhaviaの歌うバース部分を味わうことが出来ます。
夜を彷彿とさせる穏やかなビート。キャンドルライトというタイトルからもそのような雰囲気をとても感じます。
トラックから受ける印象は夜なので冷たさを感じつつも、Zhaviaの歌声を聴いていると感じるのは、ロウソクの灯りのような暖かさ。
一息つきながら聴きたい一曲ですね。
おわりに
以上で、Zhaviaのおすすめを終えたいと思います。(^^)
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それでは(^^)/