まだ見ぬ音の波に

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[日本語ラップ]今、個人的に注目しているラッパー7組【2019年】

 

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今、個人的に注目しているラッパー、

またはグループを、7組ご紹介していきます。('ω')

 

それでは、始めていきましょう!!

 

 

 

 Elle Teresa

 

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1人目のラッパーは、Elle Teresa(エルテレサ)。

 

わたしが、注目するポイントは、

独特なリズム感感情を伝えるラップ。

 

上記のリンクの曲、「Super Star」を初見で聴いたときから、HOOKのリズムの取り方と言いますか、言葉の詰め方に、Elle Teresaの独特の感性を感じたんですよね。それはもう衝撃ってやつを。

そして、HOOKに印象付けられつつ、もう一つ気になった点はリリック。思ったことですとか、感じたことをそのままリリックとして吐き出しているように思います。

このリリックに関しては、聴いている時にどこかKOHHを感じていたんですよね。難しい言葉を使わずに、伝えていくようなラップ。

 

ハーデストマガジンのインタビュー記事では、Elle Teresaは元ダンサーだったことが書かれています。

「なるほど。あのリズムの取り方のルーツはもしかしたらここなのか?」と思いましたね。「超wavyでごめんね」で注目されたJP THE WAVYも、ダンサーのルーツを辿っており、彼のリズム感もかなり独特なので、Elle Teresaのリズムの取り方もダンスが関係しているのかも。

そして、もう一つ気になった点は、Elle Teresaがラップをする前の段階で、KOHHとMony Horseの曲を口ずさんでいたとのことですね。

自然と口ずさんでいたことによって、感覚的にKOHHのスタイルを吸収していたのかなと。それによって先ほど述べたような、感情をそのまま伝えていくKOHHの色をどこか感じたのではないかと、推測しました。

ただ、KOHHの影響は受けているといえど、フローは全くべつもの。

こちらの曲が収録されているアルバムは、『KawaiiBubblyLovely2』。

トラックがTRAPになるので好き嫌いが分かれるかと思いますが、印象的な曲が多いですし、MIXTAPEのような雰囲気です。

以下、YOUTUBEおよびインタビュー記事のリンクです。

 

 

 

 

 

 guca owl

 

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2人目のラッパーは、guca owl(グカール)。

 

わたしが、注目するポイントは、

魂を感じるラップ

 

guca owlを知るには、まずこちらの2曲を。

 

「Over Love feat. Yellow Chef & BLAISE」という曲と、

「guca owl - 如雨露 feat.Yellow Chef & Viz Boy」。

 

わたしが初めて聴いた曲は、「Over Love feat. Yellow Chef & BLAISE」でした。この曲を聴いた時に、guca owlの歌声から魂を感じたんですよね。ソウルフルだと。

そして、「如雨露」を聴いたときにはもうソウルフルという枠の中にはいませんでした。日本語ラップのグループ名にもありますが、これはもうソウルスクリーム(魂の叫び)だと。

ただ、わからなかったことが一点ありました。guca owlは、ラッパーなのか、それともそうではないのか。それを教えてくれたのが「Teenage」という曲。

「Teenage」では、哀愁漂うラップが披露されつつ、曲の雰囲気はどこかCHILLな感じ。

魂の叫びを感じた歌「如雨露」からは想像も出来なかったラップ。歌とラップに別々の魅力を持ったラッパーに対する衝撃。シンガーのようなラッパーであるJAZEE MINORで受けた感覚に近かったですね。

今月の9月にリリースされたミニアルバム『ヒダリ』では、アルバムでしか見られないguca owlの世界観が待っています。「Teenage」を聴いたときからすでに感じていましたが、非常にアート寄りなアルバムになっていると思います。

『ヒダリ』の一曲目は、「ルンペン」という曲から始まります。ルンペンというのはドイツ語で浮浪者。イントロからguca owlの世界が始まりますので、アルバムを通して聴くことをおすすめします。

 

 

 

 Yellow Chef

 

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3人目のラッパーは、Yellow Chef(イエローシェフ)。

 

わたしが、注目するポイントは、

悟りを開いたようなラップ貫禄。

 

わたしがYellow Chefを知ったのは、guca owlと同じく「Over Love feat. Yellow Chef & BLAISE」。

「Over Love」を最初に聴いたときのYellow Chefの印象は、聴き心地の良さ。

そして、リリックにおいては、”生きる意味を探すよりも 今を生きろkids”という部分が個人的にグッときたところ。”kids”という言葉には、皮肉まじりだと高校生も含まれると思います。その中で、高校生のYellow Chefがあえてこのラインを表現する。

これが意味するところって、単純に、同年代のkidsみたいな高校生に対して言っていると思いますし、もしくは子供じみた大人に向かって言い放っているふうにも思います。

そしてなによりは、自分に言い聞かせるための言葉のようにも感じます。それがバースの最後の”もがき続ける 24 hour 諦める事などないさ 何度でも夢見ろboys”というところに繋がってくるのではないかなと。

確かな年齢はわかりかねますが、現在おそらく17歳くらいでしょうか。高校生や年齢ということに縛られて物事をはかるつもりはございませんが、Yellow Chefからは少年の面持ちがある中で、悟りを開いたようなラップと貫禄というものを感じました。

上記のリンクは、Reggae DeejayのZirafuとの一曲。こちらの曲においても、おしゃれなトラックと相まって心地の良いラップが披露されています。

ちなみにYellow Chefは、guca owlの実弟だそう。兄弟だと聴いている音楽やルーツも似てくるもので、おのずとラップのスタイルもいくつか共通項を感じるもの。

しかし、2人のラップのスタイルもそうですし、曲作りの方向性は違うものを感じます。今後の2人の活動に期待ですね。

 

 

 NO NAME'S

 

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4番目は、REViとLazyyの2MCからなるユニット、NO NAME'S。

 

わたしが、注目するポイントは、

卓越したフローと、ユニットとしてのバランスの良さ

 

最初にNO NAME'Sを知った曲が「Why」という曲でした。ゆるめなトラックの上でフローする2人の乗せ方が非常に印象的だったんですよね。スローなラップの中でスキルが垣間見える。これは他の曲をぜひ聞いてみたいなあと思いまして、その中で一番印象に残った曲が、上記の「Lost Flow」でした。

「Lost Flow」は、曲の始まりのトラックから非常に引き込まれます。少ししてから、ドラムの鳴りが始まるとともに”LOST FLOW”と繰り返すのですが、その入りがたまらないんですよね。そのあとに続く、”ヒュヒュ”という擬音語の入れ方も絶妙だなあと。

HOOKのリリックでは、”湧き出る水のようにあふれ出すフロー”というラインがありまして、彼らのバースが始まる前に、自らハードルを上げてきてるんですよね。はじめに聴いてて思いました。「はたしてどんなラップが来るんだと。」

...。曲が終わったあと、ただただ思いましたね。歌詞の言葉通りだなあ。と。

1バース目のREViは緩めで歌うようなラップで、2バース目のLazyyはやや畳みかけるようなラップ。どちらもスタイルは違うのですが、ユニットとしてのバランスがありつつ、2人のスキルフルで卓越したフローを楽しむことが出来る。そんな一曲となっていますね。

「Lost Flow」は、6月に発売されたEP『CLUTCH』 収録。ゆるめのテイストの中で、NO NAME'Sの様々な色を感じれる一枚となっており、アルバムのバランスが非常に良いと感じます。お互いにソロでも精力的に活動しているため、そちらにも注目ですね。

 

 

 

 Bleecker Chrome

 

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5番目は、yvyv、KENYA、MariaからなるHIPHOPクルー、Bleecker Chrome。

 

わたしが、注目するポイントは、

ラップの心地よさと、広がる幻想的な世界

 

わたしがBleecker Chromeを知るきっかけとなったのは、Mariaとyvyvが客演で参加した曲、OZworld a.k.a. R'kumaの「Peter Son feat. Maria & yvyv」ですね。

OZworldのゆるめのラップから始まり、流れるようなフローのMaria、そしてそのフローをyvyvが引き継ぎつつ、9小節目からは、高音かつ歌うようなフローに変化し、この曲の最後のバースを締めくくる。各々がばっちりかましつつも、曲全体のバランスが考えられているなあと思った一曲です。この「Peter Son」のおけるMaria & yvyvの存在感が強烈だったので、2人について調べているなか、彼らが所属しているクルーBleecker Chromeにたどり着きました。

上記のリンク「14」は、イントロが始まりすぐにHOOKに繋がるのですが、このなんとも言えないトラックの雰囲気と、HOOKの心地よさがたまらないんですよね。この伸びのあるラップのような歌が、トラックと相まって幻想的な世界を作り出しつつ、日が昇る前のあの瞬間を思い起こさせる。”超えられないと思ってた線も超えた”というリリックがとても印象的で、どこまでも続く広い景色のど真ん中で聴きたいなあと思いました。

そして、4月に発売されたEP『 BORN AGAIN 』。アルバム全体のテイストは「14」のようにしっとりした曲が中心で、今のBleecker Chromeが非常に詰まっているアルバムだと感じます。今後の音源がどのようなもので来るのか楽しみです。

 

 

 

 OKBOY&Dogwoods

 

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6人目のラッパーは、OKBOY&Dogwoods。

 

わたしが、注目するポイントは、

自由度の高いラップと、独特な世界観

 

彼らとの出会いは上記のリンクの曲「ZIZIOMAGANJA」。

はじめに聴いたときの衝撃はかなりのもの。PVの世界観もさることながら、バース中にZIZIOMAGANJAと繰り返し、間には不思議なリリックが挟まる。そこにOKBOYのフローが加わることで、なんとも言えない中毒性が出ているんですよね。

そして、さらに「ZIZIOMAGANJA」を飾るのが、Dogwoodsが歌うHOOK。日本にはないどこか異世界のように感じる雰囲気で、一回聴いたときから彼らの虜になりました。

そこからほかの曲を調べていた中でグッと来た曲が釈迦坊主の「iPhone 9 ft.OKBOY,Dogwoods」。はじまりからゾクゾクする感覚に陥る一曲ですが、こちらは「ZIZIOMAGANJA」とはまた違った世界に来たよう。こちらでも異質な雰囲気のフローを魅せるDogwoodsと、ゆるめで自由度の高いラップを披露するOKBOY。釈迦坊主のHOOKと相まって、ものすごく引き込まれた一曲ですね。

OKBOY&Dogwoodsは、3月に5曲入りのファーストEP『Now healing』をリリースしています。コンセプトがあるのかないのか定かではありませんが、アルバムとしてかなりまとまっている印象で、非常にゆったりと聴けるアルバム。このEPの雰囲気のまま、1枚のフルアルバムが聴きたくなりましたね。

 

 

 

 ¥ellow Bucks

 

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7人目のラッパーは、 ¥ellow Bucks(イエローバックス)。

 

わたしが、注目するポイントは、

一度聴いたらクセになるフローと、圧巻のライブパフォーマンス

 

¥ellow Bucksは、東海地方出身のラッパーで、同じ出身のラッパーを上げると、AK-69やTOKONA-Xなどが名を連ねます。

4月にリリースされた1st EP『To The Top』では、「ヤングトウカイテイオー」というタイトルの曲が収録されています。同郷のTOKONA-Xは、2004年に『トウカイXテイオー』というアルバムをリリースしており、¥ellow Bucksが東海の血を引き継ぎ、地元をREPしながらシーンに切り込んでいく姿を感じます。

わたしが、¥ellow Bucksを知ったのは「Dinner」という曲ですね。同曲では、PVの雰囲気とイントロのトラックが相まって、序盤から引き込まれていた中で、入りのラップでかなりの衝撃を受けました。曲中で”聞きゃクセになるFlowとこの声”とラップしておりますが、もう本当にその言葉通りだなと思いましたね。

¥ellow Bucksは、バイリンガルのようなフローではないのですが、ところどころの英語の置き方と、韻の置き方がかなり絶妙で、それらから生まれるビートアプローチがたまらない中毒性を生み出していると感じます。

そして、¥ellow Bucksのもう一つの魅力はライブパフォーマンス。AbemaTVのオーディション番組 ”ラップスタア誕生” のシーズン3に出場し、見事優勝を飾りましたが、同番組において圧巻のライブパフォーマンスを披露しました。

こちらで披露されたのが、「Trust in Bucks」。¥ellow Bucksというラッパーの信念がここに詰まっていますね。自分を信じ続けることの大切さ。ライブを通してそれを痛感しました。

YOUTUBEにある『AbemaMix』SP LIVE SETにも注目ですね。同映像で歌われている「Launcher No.8」と、「FAST CAR」がとても印象的です。

 

 

 

 

以上が、個人的に注目しているラッパー7組でした。

 

Thanks(^^)/