まだ見ぬ音の波に

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しなやかに連なる言葉。HIPHOPが苦手でも受け入れやすいラッパーSALUのおすすめ

 

 

 

スネアとハイハットの音が印象的で、軽やかに流れていくトラック。

そこに乗せられたSALUのフローはとてもなめらかで、リリックがとても耳に残ります。

タイトルにあるのは「In My Life」。

二度はない人生。後悔しないように生きること。綴られたSALUのリリックと、HOOKの伸びていく歌声を聴いていると、とても心が揺さぶられます。

曲全体の雰囲気からはポジティブな印象を受けるので、歌詞の内容とともに元気がもらえる一曲です。

 

 

ラッパーSALU

 

北海道生まれ、神奈川在住のラッパーSALU。

 

SALUの魅力は、なんといってもラップのなめらかさ。

 

ライミングをするときに母音をがっちり合わせるような押韻ではなく、

短めの韻を細かく踏んだり、言葉の発音に変化をもたせたり、音を強調していくことで、流れるようなフローが実現されているように思います。

なので、そのラップからは心地の良さを感じますし、ビートに乗りつつ、SALUのラップのリズムにも乗りたくなります。

 

もう一つの魅力は、多彩なラップのフロー。

ファーストアルバム『IN MY SHOES』からすでに柔軟なフローを兼ね備えていたSALUですが、アルバムをリリースするたびにフローの幅が広がっており、様々なトラックの上で見せる多様なビートアプローチを楽しむことが出来ます。

ソロの音源では比較的ゆったりめのラップをすることが多い印象ですが、他のラッパーの客演で呼ばれた時には、スキルフルなSALUの一面を垣間見れます。

 

 

それでは、今回はSALUのソロ音源でのおすすめ曲を、5曲ご紹介して行きたいと思います。

 

 

おすすめの曲

Rebirth

 

ミニアルバム『In My Life』収録。

とにかくトラックが印象的な一曲。ソウルを感じ、走り出したくなるようなトラック。

聴いているとリリックが心に刺さってくるんですよね。さきほどの「In My Life」と同じアルバムに収録されており、こちらの曲からも元気をもらえます。

印象的な歌詞は”誰もが赤ん坊で世界は奇跡の連続 今ではもう 全てが同じで日々はただの昨日の残像”、”全てにさよなら寝る前に 静かに世界を離れて死ぬ 毎朝僕は生まれ変わり 新たな命に感謝している”というところ。

過去に捉われるな。何度だって生まれ変わって挑戦しよう。そんな思いが込められているように感じ、聴いていると背中を押されているような気がしてきます。

 

 

THE GIRL ON A BOARD feat. 鋼田テフロン

 

ファーストアルバム『IN MY SHOES』収録。

トラックメイカーBACHLOGIC(この曲では鋼田テフロン名義)が参加しているので厳密にはソロではないのですが、BACHLOGICはHOOKだけ担当しているのでソロ音源としてのおすすめに含めました。

聴いてて感じるのは、とにかく軽やかなこと。トラックももちろんそうですし、そこに乗せられたSALUも流れていくようなフローで、東京の街を車でひた走る雰囲気を彷彿とさせます。

2ndアルバム『COMEDY』以降は、徐々に聴きやすさやリリックの内容を重視するスタイルに傾倒していった印象がありますが、

こちらの曲が収録されているファーストアルバム『IN MY SHOES』では、英語の発音にやや寄せたフローでラップをしているので、今のSALUとは違った魅力が詰まっています。

 

 

AFURI

 

3rdアルバム『Good Morning』収録

主に東京にお店を構えている人気のラーメン屋に”AFURI”という名前がありますが、こちらのラーメン屋は神奈川県にある阿夫利山という山の名前が由来で、SALUのAFURIもこの阿夫利山のことを指します。

ゆるやかに流れていく時を感じるトラックで、イントロから流れ出すピアノのループ音がとても印象的ですね。

リリックには厚木周辺の地名が出てきますが、SALUにとって厚木というところは第2の地元的な位置づけになっているのだなあと思いますね。厚木REPと、厚木愛をとても感じます。

 

 

WALK THIS WAY

 

4thアルバム『INDIGO』収録。

サンセットを感じる穏やかなトラックが流れていくので、とても心地よさを感じる一曲ですが、歌詞をよく聴いていると、すこし寂しい内容の曲であることに気づきます。

印象的な歌詞は"君が居ない日々は 世界が終わった後みたいだよ 君と歩くはずだったこの道を ひとりで歩いているよ"というところ。

昔のことを思い出し後悔を噛みしめつつも、再び前を向いて歩き出すSALUの姿をとても感じます。夕焼けを望みながら聴きたい一曲ですね。

 

 

CATTY 

 

3枚目のフリーミックステープ『BIS3』収録。

音数少なめで鳴り響くトラックは、夜の街を感じる雰囲気。そこに乗せられたSALUのラップは、ゆったりめでありつつビートに細かくはめていくようなフロー。

トラックはどちらかというとしっとりめになるのですが、ここにSALUのラップが加わることによって、曲全体に抑揚がつき、リズムに合わせて体を動かしたくなるような気分になりますね。

なので、トラックに乗せられたラップは音のよう。スキルを前面にみせている曲ではないのですが、ラップの面白さや醍醐味を感じる一曲ですね。

 

 

おわりに

 

以上で、ラッパーSALUのおすすめを終えたいと思います。

 

ラーメン屋AFURIのホームページはこちら(^^)/

afuri.com