まだ見ぬ音の波に

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芸術×HIPHOP。沖縄発のラッパーOZWOLRDのおすすめ

 

 

わたしの好きな音楽ジャンル。

 

日本語ラップ。

 

 

昨今の日本語ラップは、洋HIPHOPにより近くなっているように思います。

 

この近くなっているというのは、

英語と日本語を巧みに操るバイリンガルラッパーの存在も大きいのですが、

 

なにより、それ以上に思うのは、”洋HIPHOPのようなかっこよさ”を感じるということ。

 

これは、

 

”今までの日本語ラップがカッコよくない”

ということではございません。

 

押韻スタイルで、韻をばっちり踏んでいくカッコ良さとは、

また違ったカッコよさがあるということになります。

 

 

日本語ラップに”洋HIPHOPのかっこよさ”を落とし込んだラッパー。

 

今回は、その中の一人、ラッパーOZworldをご紹介して行きたいと思います。('ω')

 

 

まずは自己紹介的な一曲を

 

 

OZworld a.k.a R'kuma「あさがたのミートパスタ教」。

 

こちらは、1stアルバムの1ページ目を飾る曲で、

自己紹介的な位置づけであると本人がインタビューで語っています。

 

1曲目になるから自己紹介文というか、ここから始まるOZworldの世界観を少しだけでもわかってもらおうっていうイメージで作った曲ですね。

アルバム『OZWORLD』を作ったきっかけ - Real Sound|リアルサウンド

 

 

まず聴く前に目を引くのは、あさがたのミートパスタ教という謎のタイトル。

冒頭部分で聴こえてくるのは、「あなたは、あさがたのミートパスタ教を信じますか?」という意味深な言葉。

 

タイトルに教がついていることもあり、どこか宗教的な雰囲気を感じつつ、

グラフィックと映像とが相まって、OZworldの独特な世界が始まっていく。

 

 

こちらの曲を、初めて聴いたときは衝撃でした。

 

元々ラッパーOZworldという存在を知っていたものの、

毎回OZworldのラップは、予想とは斜め上の角度からフローが展開されていくので、

こちらの曲においても、そのラップに驚かされました。

 

柔軟であり、かつ自然に。

波を打つように流れていくようなフロー。

 

 

タイトルの意味については、リアルサウンドさんの記事にて言及されています。

 

ーー「あさがたのミートパスタ教」というタイトルは、どこから思いついたんですか?

OZworld:このタイトルにはちょっと皮肉も込めているんです。この曲では、超スーパー自由でありたい、っていうことを言いたくて。「あさがたのミートパスタ」までだったらめっちゃピースな言葉だし、どう考えても悪いイメージは広がらないと思うんです。でも「教」をつけるだけで、そこに宗教観が生まれる。日本人は宗教って聞くと怖がったりするじゃないですか。

アルバム『OZWORLD』を作ったきっかけ - Real Sound|リアルサウンド

 

ーー不安がったり、まがまがしいものと考えがちだし、何かを強制されたり、支配されるようなイメージもあります。そういうことに対する生きづらさを皮肉めいて歌ってるということですか?

OZworld:そうです。そもそも「あさがたのミートパスタ教」という名前には意味がまったくないんです。でも、「意味がないことにも意味がある」「意味はないのに意味がある」っていう意図も込めていたりする。

アルバム『OZWORLD』を作ったきっかけ - Real Sound|リアルサウンド

 

意味がない事にも意味がある。

 

PVの映像ももちろんですが、リリックの内容からも独特の世界観を感じるので、

個人的に、OZworldのスタイルは”芸術×HIPHOP”といった印象を受けます。

 

 

ラッパーOZWOLRD

 

97年生まれの沖縄出身のラッパーOZworld a.k.a. R’kuma。

 

19年6月に1stアルバム『OZWORLD』をリリースしています。

 

 

多くの方が彼の存在を知ったのが、

2016年に放送されたBSの番組『第9回 BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権』に、

OZworldが出場していたことがきっかけであるかなと思います。

 

こちらの番組は、簡単に説明しますと、

地上波で放送されている『フリースタイルダンジョン』の高校生版。

 

内容は、MC BATTLEと呼ばれるもので、

DJが流すトラックの上で、1対1で即興のラップをし合い、対決していきます。

 

同大会に出場していた時のOZworldは、

一回戦で、第9回の優勝者であるラッパー”裂固”に敗退してしまったものの、

 

巧みなフローで会場を沸かせ、

同大会でかなりの爪痕を残したのではないかと思います。

 

 

なので、『高校生RAP選手権』後は、

個人的にOZworldの音源リリースに期待が高まっていました。

 

 

高校生RAP選手権の1か月後に音源リリース

 

第9回高校生RAP選手権が16年4月に開催され、

その1か月後の5月に「Scream RIP」という曲がYOUTUBEに上がりました。

 

 

たまらない雰囲気。

 

第一印象は、”とにかく煙たい”。

 

OZworldは、バイリンガルラップではないものの、日本語と英語が絶妙に混ざり合ったフローがとても魅力的。

そのラップが、90年代を彷彿させる煙たいトラックの上に乗っかることで、かなり渋めな一曲となっているように思います。

 

 

絶妙なラップのフロー 

 

さきほど少し触れましたが、OZworldの出身は沖縄。

 

沖縄という土地柄、英語に触れる時間も、他の場所に比べると多いのではないかなあと思います。

OZworldのラップには英語が混ざっておりますが、

発音の良さうんぬんではなく、英語を扱うスキルの高さと言いますか、

日本語に織り交ぜる感性の高さがものすごく優れているように感じるんですよね。

  

 

それをより感じたのが、

XLARGE®とコラボした一曲。(2018年リリース)

DJ JAM (YENTOWN) 「Betty boop feat. OZworld a.k.a. R'kuma」

 

 

トラックもかなり印象的なのですが、一番衝撃だったのがOZworldのラップ。

しなやかなフローでラップがされていて、かつビートとばっちりハマっている。

リリックは少々過激な内容となっておりますが、

中毒性の高さと、聴き心地の良さ。そして、日本語と英語が織りなす”洋HIPHOPのようなかっこよさ”というのをとても感じた一曲ですね。

 

 

より世界を知るにはアルバム『OZWORLD』を

 

https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/18cb2c9f.f0a8b00b.18cb2ca0.933cbb59/?me_id=1213310&item_id=19576539&m=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F3125%2F4582174313125.jpg%3F_ex%3D80x80&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F3125%2F4582174313125.jpg%3F_ex%3D300x300&s=300x300&t=pict

 

さきほどの「あさがたのミートパスタ教」と、

「Betty boop feat. OZworld a.k.a. R'kuma」が収録されている1stアルバム『OZWORLD』。

 

13曲中、半分は既出の曲となりますが、

アルバム全体を通すと『OZWORLD』という世界に変わるので、

一つ一つの曲を聴いていた時と違った味を感じることが出来ます。

 

曲によって様々なフローでラップされているので、

たとえTRAPが苦手な人にも、

「このアルバム良いな~」と感じさせる魅力があるかなと思います。

 

OZworldをより知るには、大変おすすめなアルバムとなっていますね。('ω')

 

 

それでは、

今回はアルバム『OZWORLD』からおすすめの曲を、2曲ご紹介して終えたいと思います。

 

Peter Son feat. Maria & yvyv

 

3人組のHIPHOPクルー”Bleecker Chrome”からMariaとyvyvを客演で呼んだ一曲。

まずイントロから鳴りだすビートが印象的ですね。かつ映像にはOZworldの世界観がとても詰まっています。

こちらの曲は、各々のバースでラップをばっちりかましつつも、曲全体のバランスがかなり考えられているなあと思う一曲ですね。

ゆるめなフローのR'kumaから始まり、流れるようにラップをするMaria。yvyvがMariaのフローを引き継ぎつつ、途中から高音かつ歌うようなフローに変化し、この曲の最後のバースを締めくくる。

アルバムを通して聴いていると、より中毒性を感じる一曲となっています。

 

 

NINOKUNI feat. 唾奇

 

同沖縄出身のラッパー”唾奇(つばき)”を客演で呼んだ一曲。 

リリックがとても印象的ですね。それは心に突き刺さってくるというよりかは、じわーっと浸透してくるような感じ。

”ジャスティスとか言っているから 悪役も産まれる”という部分が個人的に好みなところ。

ここの歌詞からは、常識とか固定概念から変えないと、変化は生まれないのかもしれない。という思いを感じます。

”センセイマジでやっぱ あんたいけてる”という歌詞の言葉選びからは、OZworldの人柄が垣間見れます。

 

こちらの曲は、ゲーム『ニノ国』からインスパイアされた一曲。

リアルサウンドさんのインタビューで、そのことが語られています。

 

ーーラスト曲「NINOKUNI feat. 唾奇」は、ゲームや映画の『ニノ国』からインスパイアされて作ったんですか?

OZworld:唾奇さんがそのゲームをやってて。唾奇さんも世代が近いといえば近いし、一緒に沖縄のシーンを作ってる世代なので、ここから二ノ国をつくりあげるみたいな。世界を救おうっていうレベルではないけど、でも世界を救うにはまず俺たちが変わらないといけないと無理でしょ? 隣を変えないと無理でしょ? っていう感じ。そうやって俺たちが生きやすい世界をちゃんと作っていこう、という曲です。

アルバム『OZWORLD』を作ったきっかけ - Real Sound|リアルサウンド

 

 

番外編:RAU DEF「Mad Science feat. OZworld」

 

最後は、番外編として、

ラッパーRAU DEFの客演で参加した一曲「Mad Science feat. OZworld」。

 

1バース目のRAU DEFは、ひたすら押韻を踏み続けるラップで、トラックとのハマり具合が絶妙。

はじめて聴いていた時は、その聴き心地の良さに思わずにやけてしまうほどでしたが、

2バース目のOZworldは、そのRAU DEFに全く引けを取らないラップを披露しています。

RAU DEFのラップももちろんですが、OZworldの予想できないフローに、ただただ圧倒された一曲ですね。

 

 

おわりに

 

以上をもちまして、ラッパーOZworldのおすすめを終えたいと思います。

 

それでは(^^)/

 

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www.nosee-wave.com

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